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入管・難民問題

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入管法改正案で反対デモ 市民ら100人、東京都心を静かに行進

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政府が今国会に提出した入管法改正案に反対するデモ行進の参加者たち=東京都千代田区で2021年4月21日、後藤由耶撮影
政府が今国会に提出した入管法改正案に反対するデモ行進の参加者たち=東京都千代田区で2021年4月21日、後藤由耶撮影

 国会で審議されている出入国管理及び難民認定法(入管法)の改正案に反対するデモが21日、東京都内であった。難民を支援する弁護士らがインターネットを通じて呼びかけ、市民ら約100人が「入管法改悪反対」などと書かれたプラカードを掲げて静かに行進した。

 デモには学生や難民申請中の当事者も駆けつけ、自作のメッセージを持って日比谷公園から銀座まで隊列を組み、練り歩いた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、シュプレヒコールなどはなかった。大勢の人が静かに歩く姿に、足を止めて様子をうかがう買い物客らの姿もあった。

 名古屋出入国在留管理局(名古屋市)に収容されていたスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が3月に死亡したことから、「死亡の原因究明なくして、入管法改正法案採択はありえない!」「彼女が生きていけた社会を目指して」と掲げた人もいた。

政府が今国会に提出した入管法改正案に反対するデモ行進の参加者たち=東京都千代田区で2021年4月21日、後藤由耶撮影
政府が今国会に提出した入管法改正案に反対するデモ行進の参加者たち=東京都千代田区で2021年4月21日、後藤由耶撮影

 ユーチューブに投稿された動画で改正法案を知ったというダンサーの太田圭さん(31)は、ツイッターでデモの呼びかけを見かけ、足を運んだ。「せっかく日本に来た人につらい思いをさせたくない。入管法改正の問題がもっと世の中に知られてほしい」と話した。

 改正法案が審議されている衆議院法務委員会に参考人として参加した児玉晃一弁護士は「まだ審議は続くが予断を許さない状況。急きょ呼びかけたデモに共感した人が集まり、ツイッターでも反応が増えている。そうした声が議員の行動や法案の審議時間を変える。最後まで頑張りたい」と話した。【菅野蘭】

【入管・難民問題】

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