米暴行死 元警官有罪 「黒人の命、認められた」 フロイド広場、数百人が涙

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黒人男性暴行死事件の有罪評決を喜び、ホワイトハウス前の通りで音楽に合わせて踊る人々=米首都ワシントンで20日午後6時18分、鈴木一生撮影
黒人男性暴行死事件の有罪評決を喜び、ホワイトハウス前の通りで音楽に合わせて踊る人々=米首都ワシントンで20日午後6時18分、鈴木一生撮影

 米中西部ミネソタ州で起きた黒人男性ジョージ・フロイドさん(当時46歳)の暴行死事件で20日、白人の元警官に有罪の評決が下されたことを受け、全米各地で歓喜の声が広がった。評決結果によっては大規模な抗議デモが再燃しかねなかっただけに、街頭に集まった人々からは安堵(あんど)の声も聞かれた。

 「正義が実現された。黒人の命が、他の人と同じように大事なのだということが認められた」。フロイドさんが息絶えた現場「ジョージ・フロイド広場」では20日、集まった数百人が涙を流し、拳を突き上げて評決をたたえた。黒人男性のクンタ・キンタさん(30)は9歳の時に警察官に銃を突きつけられたことがある。取材に「私たち黒人にとって警察の暴力は身近にある。ひどい目にあっても、警察官が罰せられることはないと諦めの感情もあった。だが今日でその思いは変わった」と話した。

 運動のスローガン「ブラック・ライブズ・マター(BLM、黒人の命は大事だ)」を冠した首都ワシントンの大通り「BLMプラザ」では、大勢の人が音楽に合わせて踊ったり、記念撮影をしたりした。白人男性のアンソニー・ヴァーノンさん(53)は「無罪になっていれば各地で暴動が起きただろう。国の分断も深くなる。陪審員は正しい決断をしたと思う」と話した。

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