空に溶けるネモフィラブルー 「今年こそは見て」ひたち海浜公園

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丘一面を染めるネモフィラ=茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で、2021年4月8日午後2時21分、小林杏花撮影 拡大
丘一面を染めるネモフィラ=茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で、2021年4月8日午後2時21分、小林杏花撮影

 茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園は、2020年度の入場者数が約85万人となり、東日本大震災以来9年ぶりに100万人を割ったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う休園が影響し、春の風物詩、ネモフィラもエリアを拡大しながら開花期と休園がかち合った。今年が拡張後初のお披露目となった丘は一面がブルーに染まっている。【小林杏花】

東日本大震災以来の100万人割れ

 同園によると例年、ネモフィラが見ごろを迎える4~5月だけで入場者は100万人を超える。このため、20年に栽培面積を2割、本数も約80万本増やし、4・2ヘクタールに約530万本を準備していた。

 しかし同年、新型コロナの感染が全国的に拡大した。花が色づき始めた4月上旬、臨時休園を決定。6月に再開したものの、例年20万~30万人が訪れる音楽イベント「ロック・イン・ジャパン」の中止や学校の夏休み短縮などで、8月の入園者は前年の10分の1にまで下落。20年度の入場者数は前年度比63%減にまで落ち込んだ。

 広報担当の尾沢彰さんは「今年こそは直接見てもらいたい」と話す。今年のネモフィラは、暖冬の影響で例年より1週間ほど早く開花。満開の時期は1週間から10日ほど続くといい、4月中は楽しめる見込みだ。

 感染対策として、人出が見込まれる5月9日までは、ネモフィラが咲く「みはらしの丘」は一方通行に。入り口を4カ所、出口を3カ所設けて密集を避けた上で、約20人のスタッフを配置し、マスクの着用などを求める方針だ。尾沢さんは「感染症対策をしっかりした上で、花が空に溶け込むような景色を楽しんでほしい」と話した。

 休日や正午前後は混雑が予想されており、同園は「分散来園」を推奨。園のホームページなどでは、園内駐車場の混雑状況を発信している。県が新型コロナの感染拡大10都府県との往来の自粛を求めていることから、「感染拡大地域からの来園は控えてほしい」と呼びかけている。

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