横浜市のオンラインIRシンポ、著名タレント招くも視聴者296人

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タレントらを迎えて開かれたIRに関するオンラインシンポジウム=横浜市提供 拡大
タレントらを迎えて開かれたIRに関するオンラインシンポジウム=横浜市提供

 横浜市が誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)を広報するために3月に開いたオンラインシンポジウムの視聴者数が、延べ296人だったことが判明した。著名なタレントなどを招いて誘致への理解を広めるためのシンポだったが、期待通りの成果は上がらなかったようだ。

 市が20日の市議会常任委員会で明らかにした。シンポは3月27日に市役所で開かれ、岸博幸慶応大大学院教授の講演の後、人気お笑いトリオ「森三中」の村上知子さんらも参加するパネルディスカッションがあった。市が描くIRの内容やその魅力が語られ、参加者からは税収面での効果なども語られた。

 新型コロナウイルス対策のため聴衆は入れず、土曜の午後1時から1時間半にわたって動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルで生中継した。視聴者数は延べ296人で、最も多い時で同時に134人からアクセスがあったという。市の人口は約377万人のため、仮に視聴したのが全員市民だとしても、視聴率は0・008%程度という計算になる。

 市によると、動画配信や広告チラシの作成などを市内の会社に委託し、費用は209万円だった。これに加え、パネルディスカッションの参加者や司会者のタレントらには出演料を支払っているが、市は出演者との契約を理由に金額を明らかにしていない。

 市は、市民の間でギャンブル依存症の人の増加や治安対策の懸念があることから、不安を払拭(ふっしょく)するためにさまざまな広報戦略を練っており、シンポもその一環。新型コロナの影響もあり、想定通りに進んでいないが、市の担当者は「一人でも多くの人に視聴してもらうのが目的。300もの人に見ていただいた」と話す。【樋口淳也】

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