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家庭の負担に配慮、休校はせず 3回目の宣言発令で学校の対応は?

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学校(写真はイメージ)=ゲッティ 拡大
学校(写真はイメージ)=ゲッティ

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、大阪府や東京都など4都府県では3回目の緊急事態宣言が発令される見通しとなったが、いずれも学校は休校にしない方針だ。対面授業とオンライン学習を組み合わせるなど感染拡大防止を図りながら授業を継続する。

 大阪市立小中学校は宣言期間中、教室での対面授業と家庭でのオンライン学習を組み合わせる予定だ。松井一郎市長は当初、原則オンライン授業に移行する考えを示したが、保護者や学校現場から「仕事を休めないので子どもを自宅に残せない」「機器に不慣れな子どももいる」などと反発があり、修正した。

 市教育委員会の想定では、午前中は自宅で、市教委が作成した授業の動画をオンラインで視聴する。視聴時間は小学生で2時限程度、中学生は4時限程度。その後、登校し、対面授業や給食の時間に充てる。共働きなどで家庭での学習が難しい場合は朝から教室でオンライン学習を受けられるようにする。

 全市立小中学校の児童・生徒にノートパソコンが配備済みで、インターネット環境のない家庭にはモバイルルーターを貸し出すという。ただ、松井市長は「学校は基本的に開いているが、感染が心配な人もいるので学校に行かなくても対応できるようにしたい」と話し、登校の判断は各家庭に委ねる考えを示している。

 東京都では、まん延防止等重点措置が適用されている現在、都立高校などで登下校の時間を公共交通機関のラッシュアワーとずらす「時差通学」を取り入れている。緊急事態宣言が出れば、一段強めた「分散登校」も実施する準備を進めている。自宅でのオンライン授業と組み合わせることで通学する生徒数を減らすのが狙いだ。

2回目の緊急事態宣言時、東京都立白鷗高校・付属中学はオンライン授業を実施した。3回目の宣言が出れば再び活用する方針だ=東京都台東区で2021年2月15日午前11時5分、西夏生撮影(画像の一部を加工しています) 拡大
2回目の緊急事態宣言時、東京都立白鷗高校・付属中学はオンライン授業を実施した。3回目の宣言が出れば再び活用する方針だ=東京都台東区で2021年2月15日午前11時5分、西夏生撮影(画像の一部を加工しています)

 都立白鷗高校・付属中学(台東区)は宣言発令に備えオンライン授業のシミュレーションを始めた。前回の1月の宣言時もオンライン授業を活用したが、入学したばかりの中学1年と高校1年は特に配慮が必要として機器の使い方などを説明した。

 京都府の西脇隆俊知事は21日の記者会見で、一斉休校について「家庭への負荷を考えると、すべきではない」と否定的な考えを示した。

 部活動に関しては対応が分かれた。大阪市教委によると、小中学校の部活動は宣言期間中は原則禁止する。東京都教委も都立高校などは全国大会に参加する場合を除き、原則禁止とする方向で調整している。

 一方、兵庫県の井戸敏三知事は21日、「中体連、高体連のスポーツ大会をめがけて子どもたちは練習を続けている。全国的にやめるならともかく、東京、大阪、兵庫の一部地域だけでやめてしまうと、(大会出場の)権利がなくなってしまう」と述べ、活動時間の短縮など制限はしつつも禁止しない現在の方針を維持したい考えを示した。【野田樹、竹内麻子、矢倉健次、井上元宏】

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