特集

学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相が任命しなかった。極めて異例の事態の背景や問題点を追います。

特集一覧

学術会議 改革見通せず 任命拒否、政府との溝埋まらず

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
組織改革方針の報告書を井上信治科学技術担当相(左)に提出する日本学術会議の梶田隆章会長=東京都千代田区で2021年4月22日午後4時27分、幾島健太郎撮影
組織改革方針の報告書を井上信治科学技術担当相(左)に提出する日本学術会議の梶田隆章会長=東京都千代田区で2021年4月22日午後4時27分、幾島健太郎撮影

 日本学術会議が22日に正式決定した組織改革の報告書は、任命拒否問題をきっかけとした政府・自民党からの「改革圧力」に一部で応じつつも、組織形態を維持し、学術会議の機能を拡充する方向性を強く打ち出した。だが自民党は、昨年12月に提言した内容の要と言える部分がほとんど採用されていないことに強く反発する。学術会議改革の行方は依然として不透明だ。【池田知広、岩崎歩】

改革圧力に機能拡充で対抗

 学術会議を所管する井上信治・科学技術担当相は、政府と学術会議が「共に未来志向で」あり方を検討すると強調してきた。だが、政府の要求に応じて学術会議が自ら改革案をまとめることに対し、任命拒否問題をあいまいにしかねないと危惧する会員は多かった。

 一方で、チャンスととらえる声もあった。…

この記事は有料記事です。

残り3032文字(全文3364文字)

【学術会議任命拒否】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集