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金言

欧州総局長、外信部長などを歴任した小倉孝保論説委員のコラム。

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冗談やないで=小倉孝保

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 米国には「グローバル・ギャグ・ルール(GGR)」(通称)と呼ばれる規則がある。「ギャグに規則もへったくれもあるかいな」と言われそうだが、この「ギャグ」は「口封じ」のこと。関西人の好む、あの「ギャグ」ではない。

 スコットランドで16世紀、口やかましい女性にしゃべらせないよう罰則用の鉄ぐつわをはめた。この装置の一部分が「ギャグ」と呼ばれたことから、後に「口封じ」を意味するようになる。さらに喜劇役者がこのくつわをネタに笑いをとったため、大げさなジョークを「ギャグ」と呼ぶようになったらしい。

 GGRが封じようとしているのは人工妊娠中絶である。中絶に関与する外国の非政府組織(NGO)などへの資金援助を米政府が禁じる。その対象は手術だけでなく、中絶の相談や規制緩和を求める運動まで幅広い。

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