- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

欧州連合(EU)は21日、人工知能(AI)の利用に関する規制案を発表した。AIの健全な発展には、安全性や基本的人権の確保が不可欠との立場から、リスクが高い分野での利用に対して事前審査を導入し、違反があった場合は罰金を科す。今後、欧州議会などで審議を行うが、厳しい規制によって産業競争力が失われるとの懸念もあり、法制化には数年かかると見られる。
AI利用に関するルールの法制化が具体化するのは、主要国・地域で初めてとみられる。EUは個人情報保護の強化のために2018年に施行した「一般データ保護規則」(GDPR)が国際的なルール形成につながった経験から、AIの分野でも主導権を握る思惑がある。デジタル分野を担当する欧州委員会のベステアー副委員長は記者会見で「AIは進歩のための力であるべきだ。しかし、実現にはAIシステムの信頼構築が必要だ。リス…
この記事は有料記事です。
残り1902文字(全文2274文字)
あわせて読みたい
スポニチのアクセスランキング
現在
昨日
1カ月