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アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

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「圧力なければテロ組織復活」 アフガン撤収で米中央軍司令官

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米ホワイトハウス=ワシントンで2019年11月、高本耕太撮影
米ホワイトハウス=ワシントンで2019年11月、高本耕太撮影

 米軍で中東やアフガニスタンを管轄するマッケンジー中央軍司令官は22日の記者会見で、アフガン駐留米軍の完全撤収後、アフガン政府などが圧力をかけ続けなければ「国際テロ組織アルカイダや過激派組織『イスラム国』(IS)が数年後に力を盛り返す」との認識を示した。そのうえで、アフガン政府軍に対する資金援助を継続するとともに、完全撤収後のテロ対策をとりまとめてオースティン国防長官に近く提出する方針を明らかにした。

 アフガン駐留米軍については、バイデン大統領が14日に米同時多発テロ(2001年)から20年となる9月11日までに完全撤収させると表明している。国防総省幹部には駐留継続論が根強かったとされるが、マッケンジー氏は「(同省幹部が)バイデン氏に助言する機会が十分にあり、熟慮されたうえでの結果」と説明した。一方で、現在は米軍や国際部隊が標的になっていないものの、タリバンの暴力行為は「過去20年間で最も高い…

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