球場に美声響かせ40年以上 網膜症でも「やればできる」

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網膜症で目が不自由な中、中国地区の社会人、大学野球の場内アナウンスを続ける岡田麻里さん=岡山県倉敷市中庄のマスカットスタジアムで2021年4月21日午後4時23分、堤浩一郎撮影
網膜症で目が不自由な中、中国地区の社会人、大学野球の場内アナウンスを続ける岡田麻里さん=岡山県倉敷市中庄のマスカットスタジアムで2021年4月21日午後4時23分、堤浩一郎撮影

 「自信ができると、人間は変われる」。岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで21日にあった社会人野球のJABA岡山大会(日本野球連盟中国地区連盟、毎日新聞社主催)決勝。場内アナウンスを担当した岡田麻里さん(61)は、この道40年以上のベテランだ。球場に響く伸びやかな美声。だが、その視界は「グレー一色」で、白球の行方も追えない。くじけそうになった時もあるが、マイクに向かい続ける。

 父の雅之さん(87)が岡山東高(現岡山東商高)野球部OBで、幼いころから野球が身近にあった。小学6年だった1971年の夏。全国高校野球選手権で4強入りした岡山東商高のエース、ケネス・ライト投手(元阪急=現オリックス)の雄姿にひかれた。「東商のマネジャーになる」と、心を決めた。

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