「つぶれるペット業者も」戦々恐々 犬猫数、従業員当たり上限なぜ

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飼育するゴールデンレトリバーの元気な姿に目を細める前田清文さん。基準導入に不安を抱えている=熊本県玉名市で2020年11月22日午後2時54分、中里顕撮影
飼育するゴールデンレトリバーの元気な姿に目を細める前田清文さん。基準導入に不安を抱えている=熊本県玉名市で2020年11月22日午後2時54分、中里顕撮影

 新型コロナウイルス感染拡大により在宅時間が増えた影響か、ペットを飼い始めた人が増えている。需要の高まりで取引価格も上昇。犬猫を取り扱う業者も特需に沸いているかと思いきや、取材をしてみると意外な声が聞こえてきた。「価格がさらに高騰し、つぶれる業者も出かねない」。2021年6月に環境省が飼育数の数値基準を導入するためだというが、なぜなのか。

犬猫の飼育 数年で最高の伸び率

 一般社団法人ペットフード協会によると、20年10月時点で過去1年間に新たに飼われた犬は前年比で約5万8000匹、猫は6万7000匹増加し、増減を繰り返したここ数年では最高の伸び率となった。同協会は「はっきりした原因は分からないが、巣ごもり需要も影響しているのではないか」とみている。

 需要の高まりで取引価格も上昇。全国のペットオークション業者でつくる一般社団法人ペットパーク流通協会によると、20年春の子犬と子猫それぞれの平均落札価格は一時約20万円と例年の約2倍まで上がり、その後少しは落ち着いたが、高止まりしているという。しかし、…

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