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微聞積聞

記者を取り巻く環境はこの35年で激変。昔を思い返し、ちょっと聞いてよってな話や積もる話を、つれづれなるままに書きます。

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「ザル」と言われた新人時代

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 入社当時、ザラ紙を束ねた雑用紙に鉛筆で書いた原稿の字を、さん孔機でタイプするパンチャーさんに「ミミズがおけさ音頭を踊ってるみたい」とくさされた思い出を、前回書いたのだが、山口支局でパンチャーをしていた方からお手紙を頂戴した。

 「いろいろな記者の方の字に悩まされました」とあって、どうやらいろんな踊りを踊っていたミミズがうじゃうじゃいたようだ。「雑用紙! なつかしい言葉です。二十代の支局時代に戻り感慨にひたっています」ともお書きだった。

 私が雑用紙に原稿を書いていたのは1、2年くらいで、ファクスで送稿できる原稿用紙に変わり、1990年代にはワープロになった。それでも雑用紙は、メモ用紙やぞうきん代わりに、社内のあちこちに転がっていたものだ。

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