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ミャンマークーデター

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏らを拘束。市民や国際社会からは抗議と批判が相次いでいます。

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ミャンマー情勢打開にどう動くか 問われるASEANの存在意義

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インドネシア政府関係者らの出迎えを受けるミャンマー国軍のミンアウンフライン最高司令官(左)=ジャカルタ近郊のスカルノ・ハッタ国際空港で2021年4月24日、大統領府提供・AP
インドネシア政府関係者らの出迎えを受けるミャンマー国軍のミンアウンフライン最高司令官(左)=ジャカルタ近郊のスカルノ・ハッタ国際空港で2021年4月24日、大統領府提供・AP

 クーデターを主導したミャンマー国軍のミンアウンフライン最高司令官が24日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議に出席した。だが、ミャンマーメディアによるとこの日も抗議デモの参加者に死者が出た。混迷深まる情勢の打開策は見いだせるのか。

 ミンアウンフライン氏は24日午前11時(日本時間同日午後1時)ごろ、ジャカルタ近郊の空港に到着し、軍服ではなくスーツ姿で車両に乗り込んだ。ただ、23日にジャカルタ入りした首脳らもいる中で、同氏の滞在予定時間は当初6時間と、インドネシアを除く9カ国の代表の中で最短だった。会議以外に自分の好まない日程が極力入らないよう、あえて時間を抑えたとみられている。

 ミャンマーのインターネット上では、ミンアウンフライン氏がオンライン出席にとどまるとの観測が広がり「臆病者」などと皮肉られていた。だが、実際この時期にミャンマーを離れたことから「国軍の支配に相当自信を持っているようだ」(外交関係者)。

 地元記者も「国民に弱みを見せたくなかったのだろう。国際的にも発信する必要があると考えたと同時に、内政不干渉を掲げるASEANとの協議は、乗り切る自信があったのではないか」と推測する。

 この日も最大都市ヤンゴンなどで抗議デモが発生。地元メディアによると、中部マンダレー地方で銃撃を受け1人が死亡した。国軍は民主派が樹立を宣言した「国家統一政府」と統治の正統性を争っている。首脳会議後…

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