日米間で高速移動も ロケット再使用、2040年見据え日本も本腰

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米宇宙企業スペースXの社屋=米カリフォルニア州ホーソーンで2011年7月、野田武撮影
米宇宙企業スペースXの社屋=米カリフォルニア州ホーソーンで2011年7月、野田武撮影

 星出彰彦宇宙飛行士(52)の打ち上げには、繰り返し使うことができる米宇宙企業スペースXのファルコン9ロケットが使われた。ロケットの再使用技術はスペースX社が先行している。宇宙輸送における「再使用」は、日本も開発に乗り出す構えを見せている。【池田知広】

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が21年度中の初飛行を目指して開発中の次世代基幹ロケット「H3」は使い捨てだ。40年ごろの登場が想定されるH3の「次」のロケットの姿はまだ見えず、これを再使用型にするか否か、飛行試験も踏まえて見極めようとしている。

 日本の開発計画は、まず推力を変えられるエンジンを積んだ実験機「RV-X」(高さ7メートル)で、高度約100メートルまでの上昇・着陸を実施。次の段階として、1段目を再使用するロケットを開発し、早ければ22年ごろに高度40キロ程度の飛行試験をする。各国とも再使用化は喉から手が出るほど欲しい技術で、この飛行試験はドイツ、フランスとの共同プロジェクトだ。

 米国や中国では宇宙ベンチャーが1段目の再使用化に取り組んでおり、欧州でも基幹ロケットを再使用型にする検討が進む。宇宙輸送における再使用化の波はスペースXにとどまらず、世界に広がりつつある。

 一方、文部科学省の有…

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