とうほくえきものがたり

湯本駅 街と人、見守り続ける

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レジに立つ小林寛さん。湯本駅前の店で30年間、街の歴史を見つめてきた=福島県いわき市常磐湯本町で2020年11月20日、柿沼秀行撮影
レジに立つ小林寛さん。湯本駅前の店で30年間、街の歴史を見つめてきた=福島県いわき市常磐湯本町で2020年11月20日、柿沼秀行撮影

 <東北駅物語>

 いわき市の温泉街の駅前に、小さなスーパー兼コンビニがある。世話好きのスタッフは、駅前を行き交い、街に暮らす人々を見守ってきた。東日本大震災に福島第1原発事故、そして新型コロナウイルス禍。大変な時だからこそ「街のために」と働き続ける。「とうほくえきものがたり」。駅にまつわる物語を、東北の記者たちが紹介する。【柿沼秀行】

 木目風のタイルをモザイク模様に敷き詰めた、しゃれた床を歩いて駅舎を出ると、小さな足湯が迎えてくれる。いわき市の「いわき湯本温泉」の玄関口、JR常磐線湯本駅だ。

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