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2021衆参補選・再選挙

4月25日投開票予定の衆院北海道2区補選と参院長野選挙区補選、参院広島選挙区再選挙を紹介します。

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衆参3選挙で苦戦 与党が抱える「政治とカネ」の傷痕

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記者団の質問に答える菅義偉首相=首相官邸で2021年4月19日午前9時45分、竹内幹撮影
記者団の質問に答える菅義偉首相=首相官邸で2021年4月19日午前9時45分、竹内幹撮影

 菅政権で初の国政選挙となった衆参3選挙。参院広島選挙区再選挙は与野党が競り合う接戦となった。与党は「政治とカネ」の問題で苦戦を強いられ、政権への打撃を最小限に抑えるため「全敗」回避に腐心した。野党は、次期衆院選に向けた共闘の成否が試される選挙となった。

自民県連は首相や二階氏の広島入り拒否

 「広島再選挙の結果は政権運営に特に影響しないだろう」。自民党幹部は、結果が判明する前から繰り返し予防線を張った。広島での苦戦は当初の想定を超えていたためだ。

 広島再選挙は、2019年の前回参院選での大規模買収事件で、河井案里元参院議員が当選無効になったことに伴うものだ。事件の舞台となった参院選で、河井元議員は自民2人目の公認候補として擁立された。当時官房長官だった菅義偉首相ら政権・与党幹部がこぞって応援に入った。河井元議員は当選したが、広島県連が支援した現職は落選。党本部と県連の間でそのしこりが残る中、自民新人の西田英範氏(39)が立候補。県連会長の岸田文雄前政調会長が前面に出て「西田さんは経済産業省で力を発揮してきた」と強調。清廉潔白さもアピールして「河井事件」との切り離しを狙った。県連は「マイナスになる」と首相や二階俊博幹事長らの広島入りを拒んだ。

 だが、有権者の反応は政権・与党の想像以上に厳しかった…

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