しまむらがコロナ禍で復調したワケ 新たな広告戦略、不振が一転

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
しまむらの店舗が入る「さいたま新都心ファッションモール」=さいたま市大宮区で2021年4月6日午後0時41分、和田憲二撮影
しまむらの店舗が入る「さいたま新都心ファッションモール」=さいたま市大宮区で2021年4月6日午後0時41分、和田憲二撮影

 低価格の衣料品店を国内で2000店以上展開する「しまむら」。店内で購入した商品でコーディネートする「しまラー」や一点ものを探す「しまパト」が話題にもなり、2017年2月期には過去最高の業績を記録した。だが、その後は不振に陥り、ようやくここに来て復調を果たした。その過程で何が起きたのか。

過去の成功にとらわれない戦略

 しまむらはさいたま市に本社を構え、02年には全都道府県に進出した。日常生活で着る衣料品を扱う「ファッションセンターしまむら」が主力の店舗形態だ。商品は主にメーカーから仕入れており、自社で商品を企画するユニクロとは異なる。

 あか抜けない印象も一部にはあったが、「しまラー」などが話題になってイメージを一新。過去最高の業績だった17年2月期には、連結で売上高が5654億円、最終(当期)利益が328億円を記録した。これはツイード生地の商品のヒットも原動力となっており、商品戦略を16年2月期から「種類を絞って大量発注」に改めたことが功を奏した。

 しかし、…

この記事は有料記事です。

残り1240文字(全文1674文字)

あわせて読みたい

この記事の筆者
すべて見る

注目の特集