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影山貴彦のテレビ燦々

同志社女子大学メディア創造学科教授・影山貴彦さんがつづるテレビにまつわるコラムです。

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影山貴彦のテレビ燦々

安心して楽しめる「イチケイのカラス」 俳優や演出陣の個性も光る

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 <影山貴彦のテレビ燦々(さんさん)>

 ハラハラしながら見るドラマももちろん良いが、1日の疲れを癒やしつつ、安心してテレビの前に座っていられるドラマも悪くないものだ。5日にスタートした「イチケイのカラス」(カンテレ系)は後者のタイプだろうか。竹野内豊と黒木華、そして小日向文世の3人をはじめ、俳優陣の演技が光っているおかげで作品の輝きも増している。

 「イチケイ」が法律家(リーガル)モノということで、木村拓哉が検察官を演じ、「月9の代表作」といって間違いのない「HERO」(同系、2001年ほか)を想起する人も少なくないかもしれない。設定、出演者、音楽も含めて相通じる部分は確かにあるが、作り手たちはその辺りも十分織り込んだ上で制作しているはずだ。似ている部分、異なる部分を合わせて楽しむのが受け手の「粋」ではないだろうか。

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