アイヌ伝統刺しゅうの「古布絵」展示 宇梶静江さん、横浜で

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展示されている宇梶静江さんの作品=横浜市で、高田奈実撮影
展示されている宇梶静江さんの作品=横浜市で、高田奈実撮影

 アイヌの伝統的な刺しゅうを古い布に施した「古布絵(こふえ)」作家の宇梶静江さん(88)の作品を展示する「アイヌアートフェスティバル2021」が、横浜市金沢区のギャラリー「アサバアートスクエア」で開かれている。宇梶さんは国の同化政策で奪われた権利回復を訴えてきた関東のアイヌ民族復権運動の草分け。初日の17日には宇梶さんの講演会があり、アイヌを巡る現状を語った。【高田奈実】

 アイヌは北海道を中心に樺太(サハリン)や千島列島などに暮らしてきた先住民族。明治政府は1899年に北海道旧土人保護法(1997年に廃止)を制定してアイヌの同化政策を進めた。明治以降、就職以外にも差別から逃れようとして多くのアイヌが本州に移った。しかし、道外に住むアイヌの人口調査はほとんど実施されていない。東京都が88年に実施した調査では都内に約2700人いると推定される。

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