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ワクチンで五輪選手守れ コロナで奮闘、看護師バレーボーラー・米村尊選手

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2度のコロナワクチン接種を終えた米村尊選手=ヴィアティン三重提供
2度のコロナワクチン接種を終えた米村尊選手=ヴィアティン三重提供

後手の政府に「接種はお互いのため」訴え

 東京オリンピック開幕が3カ月後に迫り、聖火リレーはいま九州を走っている。だが、新型コロナウイルス流行の収束の見通しが立たないまま、政府は4都府県に緊急事態宣言を発令。五輪開催に公然と異論が唱えられる中、選手たちへのコロナ対策はまったく聞こえてこない。そんな時、あるアスリートから「ワクチン、打ちましたよ」という便りが届いた。

 バレーボールVリーグ2部ヴィアティン三重の米村尊選手(34)は桑名市総合医療センター(三重県)に職場がある。人呼んで「看護師バレーボーラー」。集中治療室(ICU)を主戦場に、正看護師として患者と治療を支える。全国でコロナ感染が拡大した昨春に取材した際には、マスクやフェースガード、防護服などの医療物資が不足する中で懸命にコロナ患者を支えた過酷な体験を話してくれた。昨秋にはものもらいで訪れた眼科で、看護師であることを理由に倉庫で待たされるというコロナハラスメントを受けたこともあるという。

 看護師13年目の現在、コロナの重症患者をみる日もある。「症状が落ち着いている患者さんが短期間で急激に容体が悪化し、最終的に挿管せざるを得なくなって。こういうケースを経験したことがあまりなくて、精神的に強いストレスを感じました。しんどいです」。もともと明るく、弱音もこぼさない人だが、よほどつらかったのだろう。

 米村さんが免疫獲得に必要とされるワクチンの2回接種を完了したのは4月9日のことだ。日本では2度の接種を終えたアスリートは…

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