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火論

社会部、ワシントン・エルサレム特派員などを歴任した大治朋子専門記者によるコラム。

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ウソを許容すると?=大治朋子

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 「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)はでっちあげ」。エルサレム特派員時代、中東・アラブ諸国地域で何度もそんな言葉を聞いた。

 だから先日、在イスラエル・アラブ首長国連邦(UAE)大使館がツイッターで「ホロコースト犠牲者に哀悼の意を表す」と投稿したと知り驚いた。しかも彼らの母語であるアラビア語だけでなく英語やヘブライ語でも。

 そう、4月7日はホロコースト犠牲者を追悼する記念日だった。イスラエル全土で午前10時、サイレンが鳴り響き、歩く人は立ち止まり、車を運転中の人は下車して黙とうをささげる。その光景を初めて目にした時は、いまだ生々しい歴史の傷痕を見た思いがした。

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