変化続ける、しまむら 売れ筋商品の仕入れ・売り場、柔軟対応 巣ごもり需要も追い風

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人気インフルエンサーと共同開発したブランドの商品を集めた「ファッションセンターしまむら」の店内=さいたま市大宮区で6日、和田憲二撮影
人気インフルエンサーと共同開発したブランドの商品を集めた「ファッションセンターしまむら」の店内=さいたま市大宮区で6日、和田憲二撮影

 低価格の衣料品店を国内で2000店以上展開する「しまむら」。店内で購入した商品でコーディネートする「しまラー」や一点ものを探す「しまパト」が話題にもなり、2017年2月期には過去最高の業績を記録した。だが、その後は不振に陥り、ようやくここに来て復調を果たした。その過程で何が起きたのか。

 しまむらはさいたま市に本社を構え、02年には全都道府県に進出した。日常生活で着る衣料品を扱う「ファッションセンターしまむら」が主力の店舗形態だ。商品は主にメーカーから仕入れており、自社で商品を企画するユニクロとは異なる。

 あか抜けない印象も一部にはあったが、「しまラー」などが話題になってイメージを一新。過去最高の業績だった17年2月期には、連結で売上高が5654億円、最終(当期)利益が328億円を記録した。これはツイード生地の商品のヒットも原動力となっており、商品戦略を16年2月期から「種類を絞って大量発注」に改めたことが功を奏した。

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