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台湾海峡緊張

中国と台湾の対立が先鋭化しています。日米をはじめ、ASEANや欧州も巻き込んだ対立の行方は。

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中国軍拡「安全保障上の強い懸念」外交青書、強い表現でけん制

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台湾周辺の上空で、台湾軍の戦闘機(下)に接近する中国軍の爆撃機=2020年2月10日(台湾国防部提供・AP)
台湾周辺の上空で、台湾軍の戦闘機(下)に接近する中国軍の爆撃機=2020年2月10日(台湾国防部提供・AP)

 茂木敏充外相は27日午前の閣議で、2021年版外交青書を報告した。中国の軍拡や海洋進出の動きを「日本を含む地域と国際社会の安全保障上の強い懸念となっている」と明記。20年版の「地域・国際社会共通の懸念事項」より強い表現でけん制した。中国海警局の武器使用規定を明文化した2月の海警法施行を挙げ「深刻な懸念」を表明。緊張感の高まる「米中関係」を特記する項目も初めて設けるなど、全体を通して中国を強く意識した内容になった。

 中国の国防費については「過去30年間で約44倍に増加しているが、予算の内訳、増額の意図については十分明らかにされていない」と指摘した。沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船による領海侵入について、20年10月に過去最長となる57時間以上の侵入があり、同年1年間の接続水域内での航行日数も過去最多の333日に及んだとし「国際法違反」と強調。「日本の領土・領海・領空を断固として守り抜くとの決意の下、冷静かつ…

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