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ヤングケアラー

通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

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ヤングケアラー~幼き介護

孤立するヤングケアラーの早期発見を 自民議連が支援策要望へ

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写真はイメージ=ゲッティ

 家族の介護・世話をする子ども「ヤングケアラー」をめぐり、自民党ケアラー議員連盟(会長・河村建夫元官房長官)は、早期発見に向けた学校・福祉現場での研修実施などの支援策を政府に要望する方針を固めた。5月の大型連休明けに要望し、厚生労働、文部科学両省の共同プロジェクトチーム(PT)が策定するヤングケアラー支援の報告書に盛り込むよう求める。

 議連が作成した要望書は家族介護などで孤立しがちなヤングケアラーの早期発見、相談や支援に結びつけるため、教職員や福祉、介護、医療の専門職らへの研修と人材育成の必要性を明記。過度な負担を負っていると子ども自身が気づけるよう、ヤングケアラーに関する情報を学校が提供することも求める。

 さらに政府が自治体と連携し、子どもや家族が気軽に相談できる場の整備を提案。NPOや市民団体の支援を通じて、地域の「相談・支援センター」として活用する案を例示した。子どもに支援が必要かどうか判断するための「アセスメントシート」の普及も促す。

 ヤングケアラーがいる家庭を対象とする介護・障害福祉サービスについても、ヘルパー派遣などが適切に行われるよう、自治体に周知を求める。ヤングケアラーは成人後も家族ケアの負担が続く可能性があることを踏まえ、総合的な「ケアラー支援戦略」の策定も盛り込んだ。

 議連は28日に総会を開いて要望を決定し、政府側に提出する方針。【田中裕之】

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