男児の生存装い?頻繁に欠席連絡 3児死亡、2人殺害容疑の父親

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福岡県警本部=福岡市博多区で2019年2月24日、森園道子撮影 拡大
福岡県警本部=福岡市博多区で2019年2月24日、森園道子撮影

 2月に鹿児島市内のホテルで幼児2人、福岡県飯塚市の団地で男児1人が遺体で見つかった事件で、鹿児島で幼児2人を殺害したとして逮捕された福岡県飯塚市の父親が、飯塚市の男児が通う小学校に頻繁に欠席連絡などを入れていたことが、関係者への取材で判明した。父親が幼児2人を自宅からレンタカーで連れ出した後も男児の生存を装い学校に連絡していたとみられ、福岡、鹿児島両県警の合同捜査本部は男児が死亡した経緯を調べる。

 26日に殺人容疑で逮捕されたのは職業不詳、田中涼二容疑者(41)。逮捕容疑は2月26日、鹿児島市内のホテルの一室で、長男蓮翔(れんと)ちゃん(当時3歳)と長女姫奈(ひな)ちゃん(同2歳)の首を絞めるなどして殺害したとしている。蓮翔ちゃんには外傷があり「刃物で刺して殺そうとしたが、騒がれたので首を絞めた」と容疑を認めているという。

 合同捜査本部によると、2月25日、宮崎県内に放置されたレンタカーが発見され、福岡県警が借り主だった田中容疑者が住む自宅を調べると、養子で小学3年の男児(当時9歳)が発見された。司法解剖の結果、病死とみられる。

 一方、関係者によると、男児は2月10日を最後に小学校に通っておらず、その後は頻繁に田中容疑者とみられる父親から学校に「旅行先に泊まる」「知人に預けている」などと欠席の連絡が入ったという。

 田中容疑者は2月18日に福岡市内でレンタカーを借りて蓮翔ちゃんと姫奈ちゃんを連れて家を出たとみられるが、22日にも父親から学校に「遅れて登校する」との電話があったという。合同捜査本部は、田中容疑者が男児の死亡の発覚を恐れたとみている。【浅野孝仁、白川徹】

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