「国鳥」キジ、ようやく日本固有種に 日本鳥学会が5種を追加へ

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日本固有種となる見通しとなったキジ=国立科学博物館動物研究部の西海功・研究主幹提供
日本固有種となる見通しとなったキジ=国立科学博物館動物研究部の西海功・研究主幹提供

 世界自然遺産の小笠原諸島(東京都)に生息する小鳥のオガサワラカワラヒワや、本州などに生息する「国鳥」のキジ、沖縄県などにいるリュウキュウサンショウクイなど鳥類5種が、日本で独自に進化を遂げた新しい種であることが、最新のDNA分析などによって判明した。国内にしか生息しない「日本固有種」の認定業務を担う日本鳥学会は、来秋にこれら5種を新たに追加する。【渡辺諒/科学環境部】

ヤンバルクイナ以来40年ぶり

 5種は、いずれもユーラシア大陸などに生息するものと同種で、主に生息地の違いを示す亜種だと考えられてきた。鳥類の新規の認定は、1981年のヤンバルクイナ以来、約40年ぶり。現在の10種から1・5倍に増えることになり、日本の生物多様性の豊かさが改めて示されることになる。

 かつて発行された1万円札に描かれ、国鳥でもあるキジは、日本鳥学会が発行する鳥類目録では長年、大陸にいるコウライキジの亜種として扱われてきた。…

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