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コロナ下の激辛ブーム 単調な日々に刺激を 多幸感がストレス緩和

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激辛料理の魅力を語るタレントの加藤紀子さん。よくテークアウトするという湖南料理を前に、ハバネロなどの辛さを紹介した=東京都世田谷区で2021年4月20日、丸山博撮影
激辛料理の魅力を語るタレントの加藤紀子さん。よくテークアウトするという湖南料理を前に、ハバネロなどの辛さを紹介した=東京都世田谷区で2021年4月20日、丸山博撮影

 新型コロナウイルス感染拡大により、3回目の緊急事態宣言が東京に発令されるなど、ますます長引く巣ごもり生活。おうちご飯もややマンネリ化しがちではないだろうか。そんな世の中に、激辛ブームが再び到来しているそうだ。なぜ今、激辛なのだろうか? その訳を探ってみたくなった。

 外出自粛が求められ、自宅での食事が増えたことなどを背景に即席麺業界は活況を呈している。そんな中で再来した激辛ブーム。その火付け役にもなった一つがカップ麺「ペヤング獄激辛やきそば」だという。

 その獄激辛を食べるSNS(ネット交流サービス)動画を見たら、ユーチューバーや芸能人が完食に挑んでいた。あまりの刺激に「やばい、やばい」ともがく姿を見て、記者の魂に火が付いた。食べてみなければ、その辛さは分からない。えんま様が牙をむく真っ赤な商品パッケージには「泣けるほど辛みが強い」とあり、子供や辛みが苦手な人に注意を呼び掛けていた。

 お湯を注いで3分。好奇心から勢いよく麺をかき込むと、唐辛子の刺激に思わずせき込んだ。勇気を振り絞って二口目。舌全体をまひさせるような辛さが痛みとなって襲う。瞬時にギブアップ。この一戦は百戦錬磨のペヤングに軍配が上がった。

 製造元の「まるか食品」(群馬県伊勢崎市)に電話した。聞きたいのはずばり、なぜここまで辛くしたのか。製品開発課の小島裕太さんの答えは「お客様の要望を反映した結果です」だった。同社が最初に激辛やきそばを発売したのは2012年。「辛さが足りない」との消費者の声に後押しされ、17年に辛さを2倍にした商品を開発した。それでも満足できない消費者のために翌18年、さらに…

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