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富田林寺内町=大阪府富田林市 大阪にも「風情ある町並み」

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町の中心部にある興正寺別院=大阪府富田林市富田林町で、中川博史撮影
町の中心部にある興正寺別院=大阪府富田林市富田林町で、中川博史撮影

 <おでかけ>

 うかつだった。「歴史を感じる町並み」などといった風情は、古都・京都か地方都市の専売特許だと思っていた。大阪府内で唯一、文化庁の「重要伝統的建造物群保存地区」に選ばれている富田林寺内町(じないまち)(大阪府富田林市)は、時代をタイムスリップしたような景観と人々の日常がほどよくマッチしている。ポカポカ陽気の4月半ばの午後、散策に心和んだ。【中川博史】

 寺内町の誕生は16世紀半ばの戦国時代。浄土真宗・興正寺別院の建立を機に、近隣の有力者たちの主導で町づくりが進められた。外周に土塁を巡らせて外部からの侵入を防ぎ、宗教自治都市の治安を守っていたという。江戸時代に幕府の直轄地となってからは、綿花や菜種の栽培、酒造りなどが盛んになり、河内地方の一大商業地に発展。近江商人とも活発に取引していた。歴史を調べると、ざっとこんな感じだ。

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