折れた防球ネット支柱 安全点検の対象外 宮城・児童2人死傷

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事故が起きた白石市立白石第一小学校では、防球ネットの支柱にビニールシートがかけられ、周囲は人が立ち入れないように規制線が張られた=宮城県白石市で2021年4月28日午後0時37分、神内亜実撮影
事故が起きた白石市立白石第一小学校では、防球ネットの支柱にビニールシートがかけられ、周囲は人が立ち入れないように規制線が張られた=宮城県白石市で2021年4月28日午後0時37分、神内亜実撮影

 27日午後3時ごろ、宮城県白石市の市立白石第一小学校で、校庭に設置されていた防球ネットの支柱が折れ、同小6年の松野翔慎さん(11)=白石市長町=ら男子児童2人を直撃した。松野さんは病院に運ばれたが、頭などを強く打ち死亡が確認された。一緒にいた別の児童もあごの骨を折る大けがをした。

 県警白石署などによると、建物などにボールが当たるのを防ぐネットを支える柱2本のうち1本が根元から折れ、児童が下敷きになった。支柱は木製で重さ約40キロ、直径約17センチ、高さ約6メートル。事故があったのは放課後で、男子児童6~7人が防球ネットに寄りかかったり、引っ張ったりして遊んでいた。当時校庭に教職員はおらず、児童が支柱をどけた後、職員室にいた教諭を…

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