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なぜ起きる気の緩み 「周囲の目とサポート」で対策継続を

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中央大の中村菜々子教授=本人提供
中央大の中村菜々子教授=本人提供

 新型コロナウイルスの流行は、「第4波」に突入した。政府は緊急事態宣言を発令し、外出や会食の自粛を呼びかけるが、街に人があふれ流行が一向に収まらない現状に、人々の「気の緩み」を指摘する声もある。なぜ新型コロナ対策は緩んでしまうのか。どのように呼びかければ、協力を得られるのか。ストレスや、健康のために人が行動を変える仕組みを研究する、中央大の中村菜々子教授(健康心理学)に聞いた。【聞き手・小川祐希】

 ――新型コロナ対策に関して、人々の「気の緩み」が指摘されています。

 ◆実際に気が緩んでいるというより、「気が緩んできたように見える」のだと思います。外出自粛やマスク着用のように、効果が目に見えて分からない行動を人が長期間にわたって続けるのは難しいのです。時間の経過とともに、感染対策のための行動を以前ほどは実行しない人が出てきているのでしょう。

 新型コロナ対策を始めるきっかけには、恐怖や不安が重要な役目をします。感染を怖いと思わなかったら、人はマスクを着用しようとは思いません。しかし、動物的な反応である恐怖という感情は、短期間しか持続しません。

 例えば、シマウマはライオンに狙われると瞬間的に心拍数を上げて筋肉に力を集め、逃げるための態勢を整えます。この強い緊張状態に伴うのが恐怖で、これはライオンから逃れるまでの短期的な反応です…

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