「地方の活動認められうれしい」 建築家・伊東豊雄さんに旭日重光章

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旭日重光章の受章について喜びを語る建築家の伊東豊雄さん=東京都渋谷区で2021年4月27日、手塚耕一郎撮影 拡大
旭日重光章の受章について喜びを語る建築家の伊東豊雄さん=東京都渋谷区で2021年4月27日、手塚耕一郎撮影

 政府は29日付で2021年春の叙勲受章者を発表した。

伊東豊雄(いとう・とよお)さん(79)=建築家=旭日重光章

 日本を代表する世界的建築家の一人で、経歴は半世紀にわたる。「この20~30年は地方の公共建築で何ができるか追求してきた。それが認められたのならうれしい」と顔をほころばせる。例えばそのうちの一つ、せんだいメディアテーク(仙台市、2001年)は斬新な構造体と回遊性の高い空間が同居し、建築の可能性を押し広げた。東日本大震災の被災地に通って建てた集会所「みんなの家」は17カ所にまで広がった。

 現在も約30人のスタッフと共にスペイン、シンガポール、中国でプロジェクトを進める。同時に愛媛県今治市の大三島に通うことが楽しみという。高齢化が進む農業の島で若い移住者と一緒にブドウを育て、ワインを醸造する。「都市ではないところでこれから自分はどんな建築ができるのか。独り善がりにならず、多くの人と対話しながら考え続けたい」【平林由梨】

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