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佐久一萬里ホテル、きょう再開 感染拡大で20年5月に営業停止 地域密着を掲げ、元従業員も再雇用 /長野

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営業を本格再開する佐久一萬里温泉ホテル=長野県佐久市中込で2021年4月21日、鈴木英世撮影
営業を本格再開する佐久一萬里温泉ホテル=長野県佐久市中込で2021年4月21日、鈴木英世撮影

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年5月に営業停止した佐久市中込のホテルが「佐久一萬里温泉ホテル」として29日、正式にオープンする。かつては佐久市中心部で最大規模の部屋数を誇り、天然温泉への日帰り入浴や宴会などでにぎわった。人の往来が期待できないコロナ禍の中、地域密着を掲げて再出発する。

 昨年5月まで「佐久一萬里温泉ホテルゴールデンセンチュリー」として営業していたが、新型コロナの影響で利用者が減少。宴会需要も激減し、運営する「ホテル一萬里」が自己破産を申請して営業停止になった。ホテル一萬里の負債総額約35億2000万円は昨年度の県内の倒産事例で最高額だった。

 しかし、県立武道館や陸上競技場など周辺にスポーツ施設が多いことや、湯量豊富な天然温泉の評価は高く、昨年12月、全国でホテル運営・再建を手がける横浜市のブリーズベイホテル(BBH)が建物を取得。1989年に建てられ、老朽化が目立ったが、部屋ごとの空調を新たに入れたり、トイレを温水洗浄便座のものにするなど改装し、再開にこぎ着けた。

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