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麺食い・列島味便り

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ししゃもラーメン 北海道むかわ町 「ばえる」本物の3匹

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雄のうまみと雌の卵の歯ごたえが楽しめる「ししゃもラーメン」=北海道むかわ町の潮騒本店で2021年4月10日、平山公崇撮影
雄のうまみと雌の卵の歯ごたえが楽しめる「ししゃもラーメン」=北海道むかわ町の潮騒本店で2021年4月10日、平山公崇撮影

 スープの海に浮かぶ3匹のシシャモ。笑うように大きく口を開け、真っ白い湯気とともに魚の風味がほのかに香る。インパクトの大きい、いかにも「ばえる」(写真映えする)メニューだが、北海道むかわ町の中華料理店「潮騒本店」で約30年も続いている自慢の一品だ。

 シシャモと聞くと、ビールのおつまみにいい手軽な食材と連想しがちだが、実は国内で流通しているものの95%は「カペリン(カラフトシシャモ)」という別の輸入魚。本物のシシャモ(本シシャモ)は、むかわ町を含む北海道の太平洋岸でしか取れない希少な魚だ。商店の軒先で「すだれ干し」がずらりと並ぶ光景は、町内の秋の風物詩となっている。

 店主の五十嵐達也さん(57)によると、ししゃもラーメンの生みの親は引退した先代の明雄さん(81)。地元飲食店が独自メニューの開発を進める中、試行錯誤を重ねた末に売り出したという。

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