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2021衆参補選・再選挙

4月25日投開票予定の衆院北海道2区補選と参院長野選挙区補選、参院広島選挙区再選挙を紹介します。

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河井克行元議員のポスターが横倒し 政治不信の震源地、広島は今

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住宅街には、河井克行元衆院議員のポスターを貼り付けた自民党の掲示板が倒れたまま、放置されていた=広島県安芸太田町で2021年4月15日午後3時4分、小山美砂撮影
住宅街には、河井克行元衆院議員のポスターを貼り付けた自民党の掲示板が倒れたまま、放置されていた=広島県安芸太田町で2021年4月15日午後3時4分、小山美砂撮影

 2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反で有罪が確定した河井案里元参院議員の当選無効に伴い実施された参院広島選挙区再選挙。新人6人が激戦を展開し、野党勢力を結集した宮口治子氏(45)が、次点の自民党公認、西田英範氏(39)=公明党推薦=に約3万4000票の差を付け与野党対決を制した。「保守王国・広島」で何が起きたのか。「政治不信の震源地」、案里元議員と、夫克行元衆院議員=公判中=の地盤・衆院広島3区を歩いた。

 「あきれ果てた。これ以上掲げとっても意味がないけえ」。告示から1週間後の今月15日、広島県北部の山間部に位置する人口約6000人の安芸太田町の住宅街で、近くに住む自民党員の男性(67)が道路脇の草むらに横倒しになった党の掲示板に目をやりため息をついた。掲示板には、スーツ姿で歯を見せる男性のポスターが。水色の字で大きく「河井克行」と書かれており、なんとか克行元議員と分かった。

 掲示板は党に頼まれ置いていたが、今年1月、案里元議員に有罪が言い渡されると、人目に触れないように倒した。だが、胸中は複雑だ。「あれだけ地元に顔を出してくれる政治家は、彼しかおらんかった」。思い出すのは、…

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