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コロナとともに出回る「ニセ科学」 左巻健男さんに聞く向き合い方

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左巻健男さん=本人提供
左巻健男さん=本人提供

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、科学的根拠に欠ける商品が出回っている。消費者庁は「ウイルスへの予防効果がある」などとうたう商品への注意を促しているが、私たちはどのような心構えで向き合えばいいのだろうか。科学的根拠に乏しい健康食品や治療行為を「ニセ科学」と呼んで注意を呼びかけている法政大の元教授で、科学コミュニケーションに詳しい左巻健男(さまきたけお)さん(72)に問題の背景や注意点を聞いた。【聞き手・鳥井真平/科学環境部】

科学に対する信頼感を利用

 ――そもそもニセ科学とは?

 ◆科学ではないのに科学のように見えるもののことで、「疑似科学」とも呼ばれています。科学を理解して判断する素養「科学リテラシー」が十分ではない人は、科学を装っているものをつい信じてしまいます。科学的根拠がないものでも、科学用語などが使われて「科学っぽい説明」になっているため、健全なものと思い込んでしまう。この問題の根底には、科学に対する信頼があると考えています。信頼感を利用した「ニセ科学商法」は数え切れないほど存在します。

 ――例えばどんな事例があるのでしょう。

 ◆コロナ禍で「コロナウイルスには耐熱性がなく、26~27度の温度で死…

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