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新型コロナ 西浦博・京大教授に聞く/中 集団免疫、国際協調が不可欠 移動制限なし、流行続いた例

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 新型コロナワクチン接種について、国際的な情勢はどうか。理論疫学が専門の西浦博・京都大教授に聞いた。【聞き手・金秀蓮】

 ――英国ではワクチン接種の目的を国が明確に示しています。その中で、ワクチン接種によって、自然に流行が収束するという集団免疫は目指さず、ワクチン接種のプログラムが終わっても、社会の生活制限はすぐに解除しないとしています。この方針はどのような意味を持つのですか。

 英国の数理モデルの研究者たちの助言は、予防接種のみによって流行そのものが消え去る効果を期待できるかというと、現在の知見だけでは科学的に難しいだろうというものです。散発的な集団発生くらいは覚悟の上でやらないといけないということです。一方で、高齢者や基礎疾患のある人が接種を受けることで、「この感染症によってたくさんの人が亡くなるという社会的な喧騒(けんそう)は終わらせられる」とも言っています。社会的…

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