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「勧進帳」にゆかり 石川・安宅住吉神社 弁慶と“共演” 再生の松林

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 数ある歌舞伎の演目の中でも屈指の人気を誇る「勧進帳」。源頼朝に追われ、山伏姿で奥州へ逃げようとする弟・義経の一行は安宅の関で関守・富樫に止められるが、弁慶の機転で切り抜ける。信頼で結ばれた義経と弁慶の主従関係、それに心を打たれ、そっと一行を通す富樫。息詰まる見せ場から最後はすがすがしい気持ちになり、何度でも見たくなる。安宅の関ゆかりの安宅住吉神社(石川県小松市安宅町)を訪ねた。

 JR小松駅前から小松空港までバスで行き、そこから徒歩で3キロ弱。早春の空には時折、自衛隊機のごう音が響く。源平の古戦場、梯川(かけはしがわ)を背に長さ120メートルの石段を上ると、海抜15メートルの二堂山(ふたつどうやま)頂上に本殿が鎮座する。来年で創建1240年。北西は日本海に面し、はるか南東には白山連峰。1万2000坪の境内には青々と背の高いクロマツ林が広がり、落ちついた存在感を放つ。

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