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備蓄食料は「芋蔵」に 高松の伝統貯蔵法 災害時に活用提唱 /香川

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床下の芋蔵にサツマイモを貯蔵する女性=香川県高松市庵治町で、喜田奈那撮影
床下の芋蔵にサツマイモを貯蔵する女性=香川県高松市庵治町で、喜田奈那撮影

 収穫したサツマイモなどを床下に蓄える「芋蔵」と呼ばれる伝統的な貯蔵法が高松市庵治町の一部に残っている。県内で防災活動をする防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の客員研究員、花崎哲司さん(63)は、災害時の備蓄食料用にこの芋蔵の活用を提唱している。【喜田奈那】

 芋蔵は、居間に敷かれた畳の下や倉庫の床下に木材を組んで蔵を作り、コメのもみ殻を敷き詰めてサツマイモや里芋などの芋類を貯蔵する。内部が一定の温度や湿度に保たれ、長期保存が可能となる。似たような保存法は県外にも存在し、徳島県や新潟県では「芋穴」と呼ばれている。文献などの資料は残っていないが、庵治町の住民らによると、少なくとも戦後から続く保存方法だという。

 県内で防災活動に取り組む黒石美惠子さん(77)は幼いころ、建て直す前の自宅にあった芋蔵をよく覚えており、「急に災害が起きても、ちょっとやそっとでは食に困らない」と話す。一度に数十本の芋を取り置けるため、地震など大規模な災害で物流が途絶えても、しばらくの間は食いつなげる。

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