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金言

欧州総局長、外信部長などを歴任した小倉孝保論説委員のコラム。

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「地球の大統領」なら=小倉孝保

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 卓球のボール(硬式)は直径40ミリ、重量2・7グラム。他球技のボールと比べ、極めて小さく、軽い。その卓球ボールが世界を動かしたことがある。

 1971年4月の世界卓球選手権名古屋大会に中国チームが参加し、その流れで米国チームが北京を訪問した時である。米中、日中の関係を対立から和解に転換させた交流は、「ピンポン外交」と呼ばれている。

 中国は66年からの文化大革命で国際スポーツ交流の門を閉ざした。前年の世界卓球選手権で圧倒的な強さを誇った中国チームは、文革を機に世界大会から姿を消す。トップレベルの選手には、「反革命」の疑いをかけられ、自死する者もいた。

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