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聖火、コロナが翻弄 リレー1カ月 公道見送り続々

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聖火リレーが取りやめとなり、セレモニーで涙ながらに謝罪をする愛媛県の中村時広知事(手前)=松山市で2021年4月21日、藤井達也撮影
聖火リレーが取りやめとなり、セレモニーで涙ながらに謝罪をする愛媛県の中村時広知事(手前)=松山市で2021年4月21日、藤井達也撮影

 東京オリンピックの聖火リレーが新型コロナウイルスの「第4波」に翻弄(ほんろう)されている。5月1日から始まる沖縄県の本島部では、大阪府や松山市に続いて公道での実施が見送られた。規模を縮小する自治体も相次いでおり、大会機運の醸成にはほど遠い状況だ。

 「走るのを楽しみにしていた皆様にその機会を与えることができず、すみませんっ」。4月21日夜、松山市内。聖火の到着を祝うセレモニー会場で、愛媛県の中村時広知事が涙ながらに頭を下げた。市内を走る予定だった聖火ランナーに対し、公道でのリレーが中止となり、会場でトーチを掲げるだけになったことをわびたのだ。ランナーの一人は「セレモニーがあるだけよかった」と話したが、その表情からは割り切れなさも見て取れた。

 聖火リレーは「Hope Lights Our Way/希望の道を、つなごう。」をテーマに、3月25日に福島県をスタートした。当初から大会機運の醸成と感染対策の両立というジレンマを抱えていたが、ここに来て感染再拡大の影響をまともに受けている。

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