廃車進むDD51、雄姿今も 「触って直す」エンジニアの誇り

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2基のエンジンの中央に運転席を突き出すDD51。右下のホースは燃料の軽油と水を補給するためのもの=鳥取県米子市で2021年4月20日、鶴谷真撮影
2基のエンジンの中央に運転席を突き出すDD51。右下のホースは燃料の軽油と水を補給するためのもの=鳥取県米子市で2021年4月20日、鶴谷真撮影

 日本の鉄道でディーゼル機関車(DL)の代名詞だった「DD51」形が希少になっている。国鉄が1962~78年に約650両製造した大型機。朱色をまとい、エンジンをうならせて客車や貨車をけん引する姿は多くの非電化区間で見られたが、老朽化や客車列車の激減などで廃車が進み、昨秋時点でJR東日本に2両、JR西日本に8両、JR貨物に6両が残る。いずれも定期運用はなく、出番は臨時の団体列車やレール・砕石といった保線物資の貨車のけん引などに限られる。【鶴谷真】

 DD51が特に君臨したのが非電化区間の長い山陰線で、鳥取県西部の米子駅に隣接する基地はその要所だった。石井幸孝著「DD51物語」(JTBパブリッシング)によると、DLが蒸気機関車(SL)に引導を渡してまもない1976年3月時点ではDD51だけで41両、他の形式を含めれば94両ものDLが所属していた。

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