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虐待などのため親元で暮らせず、児童養護施設や里親家庭などで育ったことがある若者の最終学歴は、中学卒・高校卒が8割を占める一方、大学や短大、専門学校などを卒業したのは1割強にとどまった。施設などで育った「社会的養護経験者」(ケアリーバー)の調査で判明した。30日に厚生労働省が発表した。厚労省が施設などを出た後の具体的な状況を調査したのは初めてで、教育の機会を得にくいことや苦しい暮らしぶりの実態が浮かび上がった。
調査対象は2015年4月~20年3月に、中学卒業以降で児童養護施設などの施設への入所や、里親委託の措置が解除された2万690人。うち2980人から回答を得た(回答率14・4%)。年齢は昨年11月時点の15歳以上で、18~24歳が9割を占めている。
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