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待ったなし 3兄弟同時関取に期待=武藤久

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 「番付は生き物」とはよくいわれる言葉だ。昇降にはつねに運不運が付きまとうからだ。5月場所の新番付で十両の一番下の東14枚目の武将山が7勝8敗ながら同じ地位に留め置かれ、関取の首がつながった。そのあおりで荒汐部屋の幕下東3枚目・荒篤山が1点の勝ち越しながら新十両昇進ができなかった。

 前場所では一山本が西3枚目から同じ4勝3敗で昇進している。給料がもらえ、付け人が付く関取になれなかった荒篤山はまさに時の運に恵まれなかった。しかも3月場所中日に十両の取組で武将山と対戦して勝っているだけになおさら悔しい。それでも角界では「誰にも文句をいわせない成績を上げないのが悪い」と一刀両断に切って捨てる。

 照ノ富士が大関に復帰した番付最上段の幕内では、西前頭2枚目で10勝をあげた、荒篤山の弟弟子の若隆景が東前頭筆頭、新三役はならなかった。十分昇進できる成績だが、5人いた関脇、小結のうち照ノ富士が昇進、ほかの4人の関脇、小結も前場所に続いてそろって勝ち越した。最近は関脇、小結はそれぞれ2人の計4人を原則にしているとはいえ3月場所は5人だったから無念の番付だった。

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