東日本大震災10年

ロック魂で生きる 福島・浪江から避難、埼玉でバー店主に 帰るつもりが…今も迷い

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店のカウンターの前に立つ石澤修英さん=埼玉県春日部市中央の「ファニーガンズ」で4月1日
店のカウンターの前に立つ石澤修英さん=埼玉県春日部市中央の「ファニーガンズ」で4月1日

 東京電力福島第1原発事故の影響でこよなく愛した福島県浪江町を離れ、避難先の埼玉県春日部市で2015年にアメリカンバーを開いた男性がいる。石澤修英(しゅうえい)さん(58)。ハンバーガーなど自慢の料理と1970~80年代の音楽を売りに笑顔で客をもてなす。古里の海山と仲間との集い、そして大切な人たちを奪われた悔しさを胸に沈めて。「俺は俺で動く」。「ロック魂」で疾走してきた10年とは――。【武田良敬】

 石澤さんの店「ファニーガンズ」は東武鉄道・春日部駅に近い飲食店ビルの4階にある。緊急事態宣言明けの3月末の夕方、テーブルが4~5卓のフロアにギターとシンセサイザーによる生演奏と歌が響いた。ビートルズの「イン・マイ・ライフ」や、カーペンターズの「イエスタディ・ワンス・モア」……。男女2人組のプロユニット「ペガサス」による久々のライブだった。新型コロナウイルス対策のために客は限定した十数人。常連の5…

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