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政府の新型コロナウイルス対策には不満が多いのに、世論の内閣支持率は横ばいか微増である。菅義偉首相の4月訪米が好感されたとの分析が定説だ。コロナも怖いけど大中華復興の中国はもっと怖い。米国との同盟関係を固めてきた菅さんは、やるべきことはやってるじゃないというわけか。物分かりがいい。
日米首脳の共同声明に「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調する」と明記されたのは、1969年の佐藤栄作首相とニクソン大統領の会談以来52年ぶり。中国脅威論の立場からは「画期的」と称賛されている。老練な外交・安全保障の重鎮たちも同じ評価かと思いきや、いずれも匿名ながら意外に慎重である。
「米国と歩調がそろったとはいうけど、米国が中国との間でどこまでね……。あまり日本を押し立ててみたいにされると困る。日本はやはり米国の後ろにいないと。そこは十分に気をつけないといけない」
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