記憶に残り続けた衝撃 男湯で「透明人間」に会って考えたこと
毎日新聞
2021/5/3 12:00(最終更新 5/4 00:27)
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東京に駐在する外国メディア特派員の目に、私たちの社会はどう映っているのだろうか。韓国、フランス、米国、バングラデシュの個性豊かな記者たちがつづるコラム「私が思う日本」。第5回は朝鮮日報(韓国)の李河遠・国際部長が、日本の「浴場」について取り上げる。
朝鮮日報 李河遠国際部長
体力づくりのため東京で通ったフィットネスジムには脱衣室と入浴場がある。2018年に東京に赴任し、初めてこのジムに行った際、非常に戸惑った。男性たちが入浴する時間にタオル交換や掃除のために入ってくる従業員が、中年の女性だったからだ。私は運動後に入浴をするたび、女性従業員が入ってこないよう願ったが、その願いはしばしば打ち砕かれた。
私は1998年の北海道旅行での経験を思い出した。登別市の地獄谷にあるホテルの野外温泉につかり、疲れを取っていると、女性従業員が掃除をしに入ってきて腰を抜かした。あまりにも衝撃的で、その後も記…
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