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コロナで変わる警察

留置場は一時閉鎖 全容疑者にPCR検査、陽性なら釈放も

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留置場ではクラスターが発生しないよう細心の注意を払う=三重県警四日市北署の留置場で2018年8月29日午後3時50分、佐野裕撮影
留置場ではクラスターが発生しないよう細心の注意を払う=三重県警四日市北署の留置場で2018年8月29日午後3時50分、佐野裕撮影

 新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、「濃厚接触」が避けられない警察は異例の対応を余儀なくされている。コロナで変わる現場の声を警視庁担当記者が聞くシリーズの2回目は、容疑者が収容される留置場での取り扱いについてお届けする。「密」になりやすい留置場で今、何が起きているのか。逮捕された容疑者に陽性者が出たら、警察はどう対応しているのか。

 「留置場でクラスター(集団感染)が発生するのが一番心配だ」。2020年11月、警視庁総務部の幹部はコロナ対策に神経をすり減らしていた。

 留置場というのは逮捕された容疑者を一時的に収容する施設で、警視庁本部や警察署にそれぞれ置かれている。1人用の留置場もあるが、複数の容疑者が入る場合もあり、コロナが広がりやすい環境にある。

 留置担当の警察官のストレスもかなりのものだ。専門性の高い仕事のため他の部署の警察官と簡単に交代させることができない。…

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