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入管・難民問題

国外退去処分になった外国人の入国管理施設での扱いが注目を集めています。難⺠に厳しいと言われる日本。人権は守られている︖

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「本当のこと教えて」 入管で死亡したスリランカ女性の遺族来日

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成田空港で記者会見する(左から)ウィシュマさんの妹で三女のポールニマさん、次女のワユミさん、指宿昭一弁護士=2021年5月1日、和田浩明撮影
成田空港で記者会見する(左から)ウィシュマさんの妹で三女のポールニマさん、次女のワユミさん、指宿昭一弁護士=2021年5月1日、和田浩明撮影

 名古屋出入国在留管理局で収容中、3月に亡くなったスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)の2人の妹ら遺族3人が1日、来日した。成田空港での新型コロナウイルスの検疫終了後に記者会見した次女で妹のワユミさん(28)は「日本政府には、姉に何があったのか本当のことを説明してほしい」などと語り、ウィシュマさんが亡くなる前の様子を記録したビデオを閲覧したいと訴えた。また上川陽子法相を訪問したいとの意向も改めて強調した。【和田浩明/デジタル報道センター】

 ワユミさんは来日できたことについて「たくさんの人に手伝ってもらい、日本に来られてうれしい」と感謝した。一方、母親のスリヤラタさん(53)も来日を希望していたが「(姉の死が)とても悲しく、病気になって来られなかった」という。ウィシュマさんの人柄を聞かれると、涙をこらえきれず「すごく親切な人だった。悲しくて、これ以上話せない」と言葉少なく語った。

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