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スケートの田中刑事選手 挑む「継承プロジェクト」の手応えは

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「ジョジョの奇妙な冒険」を演じる田中刑事さん=さいたまスーパーアリーナで2019年3月24日、宮間俊樹撮影
「ジョジョの奇妙な冒険」を演じる田中刑事さん=さいたまスーパーアリーナで2019年3月24日、宮間俊樹撮影

 元フィギュアスケーターで国学院大助教の町田樹さん(31)が自身で振り付けし、2014年に演じた「Je te veux(ジュ・トゥ・ヴ)」を、他のスケーターで再演する試み「継承プロジェクト」が始まった。1日に始まったアイスショー「プリンスアイスワールド」で、平昌冬季五輪に出場した現役の田中刑事選手(26)が演じている。田中選手は町田さん宅で「合宿」しながら、氷上レッスンや芸術作品の鑑賞に取り組んだ。今回のショーにかける思いを聞いた。【高橋咲子/学芸部】

いかに僕という人間を消すか

 ――「継承プロジェクト」のきっかけを教えてください。

 ◆町田さんから声をかけてもらいました。最初は普通に振り付けをして、新しいプログラムを作るのかなと思いましたが、詳しく内容を聞くと、昔滑った演目を違う選手に滑らせるとどうなるのかという試みでした。他の芸術作品だと、継承という形はありそうですが、フィギュアスケートも芸術的なスポーツなのにこれまで挑戦したことがなかった。新しい挑戦ができ…

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