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「トイレの神様」が縁結び? メダルへ躍進続けるウエシゲペア

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2018年アジアパラ大会の混合団体で銀メダルを獲得した上山友裕(左)と重定知佳=林テレンプ提供
2018年アジアパラ大会の混合団体で銀メダルを獲得した上山友裕(左)と重定知佳=林テレンプ提供

 出会いや転機は突然訪れ、思わぬ出来事が縁をつなぐことがある。今夏の大舞台でのメダル獲得が期待される男女のペア「ウエシゲ」の場合は「トイレの神様」がその仲を取り持った。植村花菜さんの楽曲をほうふつとさせるその“なれそめ”に迫った。【谷口拓未】

 東京パラリンピックのアーチェリー代表に内定している上山(うえやま)友裕(33)=三菱電機=と重定(しげさだ)知佳(38)=林テレンプ=は、ペアを組む混合団体で金メダルを狙う。東大阪市出身で2010年に原因不明の下半身まひとなった上山は16年のリオデジャネイロ・パラリンピックに出場。一方の重定は北九州市出身で、「HTLV1関連脊髄(せきずい)症」という難病のため中学時代から著しく運動機能が低下した。競技は15年に本格的に始めた。

 同志社大在学中から弓を引き、国内の第一人者に上り詰めた上山と、競技歴6年の重定の出会いは、リオ大会後の16年秋までさかのぼる。

 「上のレベルを目指すつもりもないし、競技をやめようと思っていた」。重定は16年10月に岩手県雫石町で開催された全国障害者スポーツ大会で一区切りをつけようとしていた。開会式を終え、バリアフリー対応のトイレに並んだことが、人生の分岐点となった。

 使用中のトイレからひょっこり姿を現したのは上山だった。直前のリオ大会の個人戦で7位入賞を果たしていた上山は、重定にとって憧れのスター選手だ。トイレの前であることが少し…

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